高まるファシリテーションの重要性
最近、ファシリテーション研修の引き合いが増えている。「会議の運営技法」とも言われるファシリテーションだが、それだけ会議のあり方に問題を感じる企業が多いのであろう。
なぜファシリテーションが重要なのか?
一つめは、会議は複数のメンバーが集まり会話する場であるため、そのチームや組織の会話のあり方がどのようになっているかが形作られる、あるいは形作られたものが現れるからである。参加者全員が職位に関係なく自由闊達に話しているか、あるいはリーダーだけが話すのか。自由に発言できない組織は、参加者の当事者意識やモチベーションも上がりにくい。会議は「組織の活力」に影響を与える要因のひとつなのである。
二つめは、会議は組織の戦略や計画の質が決まる場であることによる。創造的で合理的な議論がなされていなければ、事業活動も無駄や的外れになることが増え利益を上げることが難しくなる。戦略や計画の話し合いの質は、意思決定の質を左右し、それは仕事の成果に直結するのである。
最後に、会議は、すでに述べた「組織の活力」と「意思決定の質」を基盤に、組織が長年のやり方や考え方に安住してしまい、変化に対応できなくなるといったリスクを防ぎ、持続的に成長していくために自分たちの物の見方や考え方を点検するための重要な機会であるためである。
ビジネス環境が複雑になっているため、今や一人の優秀なリーダーや社員に依存して正しい解決策を導くことには限界がある。多くの社員の見方を共有し、起こっている現状や背景を共有し、自分たちの問題点やチャンスに気づき、事業を推進する「学習する組織」となる必要がある。
変化が早く先行き不透明な今、意思決定の質と社員の当事者意識を高め、変化に気づいて対応できる組織になるための鍵は、話し合い(会議)にあり、その効果的な進め方がファシリテーションなるのである。
だからこそ、ファシリテーションの重要性が高まっているのである。
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