オンラインによるマネジメントでとりたい
3つのアクション

代表取締役社長 岩崎玲子

昨年はコロナウィルス感染症対策のため、急速にリモートワークが導入され、多くの企業が手探りで対応を進めてきた面がありました。弊社では「オンラインによるマネジメント」への対応を余儀なくされた管理職を対象にセミナーを開催してきました。

これまでに、のべ約300名が参加されました。事前のアンケートでは、オンラインマネジメントの課題として以下のような悩みがきかれました。

  • リモートになり、業些細な悩みや相談にどう対応するか?
  • 相手の状況をリモートでどうつかむか?
  • 担当者のストレスの緩和方法、課員のメンタル面でのケアは?
  • そもそもどうやって人間関係を築くのか
  • 部下のモチベーションを高める、主体性を引き出すには

こうした問題に対してセミナー後、10の選択肢から参加者が取り組み意向を示した上位3つのアクションをご紹介します。

1.雑談する場を意図的につくる

リモートワークになって一番感じたことは、同僚との些細な会話の減少ではないでしょうか。我々はちょっとした会話によって、多くの情報を得ていたことを改めて理解することとなりました。そこで、リモート環境で部下管理するためには、

  • ビデオをオンにしたオンライン面談
  • 会議前のアイスブレーク(本題に入る前のちょっとしたゲームややりとり)
  • リモートランチやオンラインでの学習会

などお互いを知るための時間をつくる挑戦が始まっています。中には雑談だけの時間をとることへの抵抗が感じられる人もいましたが、雑談や交流の意図を考えてもらいました。単なる雑談ではなくチームづくりという目的を持つことで、実行につながりやすくなるようです。また、1対1で相手の話を聴くことで、メンタルケアにもなるとメンタルの専門家に聞きました。部下の話を聴くだけの面談は、自分の話を控えるという意味で中々難しいものですが、やってみる価値はありそうです。

2.オンラインではうなずきを意識する

オンラインでの会話では、相手が理解したかどうかがわかりにくいという声が聴かれます。部下も上司にわかってもらえたか不安に思っているかもしれません。したがって、うなずきを見せるよう意識するという意見も多くみられました。昨年、NHKの番組『ためしてガッテン』で「うなずきによるリズム同調」が紹介されていました。うなずきによって会話にリズムができ、脳の血流も同調してくるそうです。そうすれば、会議も盛り上がる可能性が高まるでしょう。

3.デジタルツールを活用する

業務の進捗管理も課題のひとつです。しかしそれには、デジタルならではの利点を活かすことが有効です。メンバーがバラバラに存在するリモート環境下では、情報を見える化し、共有することが重要です。例えば、会社の共有フォルダーに作業データを入れて確認できるようにしたり、朝晩のメールやチャットなどで進捗報告をするなど、既存のツールを工夫していました。一方で、時間の見境なく連絡が入ることでストレスを感じる人もいて、各組織でルールづくりをすることが話し合われました。

リモートになっても、マネジメントの基本は変わりません。とはいえ、相手を知る情報、業務に関する情報の両面が入りにくくなるため、不安やストレスを感じます。そして、デジタルに苦手意識を持つ人もいるでしょう。

しかし、チームでどのように場をつくるか、どんなふうに情報を共有するかは管理職がすべて決めなくてもいいのです。組織はみんなのものですから、部下と相談しながら、組織にあったルールやしくみを決めればよいのではないでしょうか。それをきいて、なるほど、と安堵された管理職がいらしたことが印象的でした。


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