SDGsを推進する2つのポイント

2019年5月に経済産業省から発表された「SDGs経営ガイド」によると、SDGs経営は、

  • 投資・人材・顧客獲得のカギとなる
  • 新たな市場獲得につながる
  • イノベーションを協創できる

とされています。

そこで、企業がSDGs目標を達成し、社会の課題解決に貢献するために必要とされる2つのポイントをご紹介いたします。

1.アウトサイド-イン(Outside-In)で考える

企業には自社の製品・サービス、あるいは組織としての強みがあり、それをどのように売るか、というインサイド-アウト(Inside-out)の考え方に陥りがちです。しかし、本当に持続的成長をしたいと思ったら、アウトサイド-インの発想で始めなければなりません。一旦自社の商材や技術は脇において、「社会にはどんな問題があるのだろう?」と考えるのです。社会への貢献があって初めて事業が成り立つとしたら、「この問題は放置できない」「この状況は見逃せない」と突き動かされるような衝動を感じる問題を見つけることです。そこに、自社の資源を使って何ができるか?この順番が大事です。

自社製品を売ろうとしてSDGsを語っても、消費者にはわかってしまいます。特に、SDGsネイティブであるミレニアル世代は、企業の意図を敏感に感じ取ってしまいます。本当によい商材ならば、SDGsに関係なく売れることでしょう。しかし、SDGsを通じて新たな客、新たな市場、新たな投資につながるとしたら、それは本気で社会の問題を考えることにつきます。

2.社員の嗅覚、能力を信じる

そこで頼れるのは社員の持つ多様性です。社員一人ひとりの中に、独自の経験、知識、能力、考え方など多様な価値があります。そのひとつひとつの持ち味を出してもらうのです。具体的には、自社の事業や担当職種にとらわれず、世の中をみて「世の中を良くするために、解決すべき問題は?」と問いかけてみましょう。そして色々な視点、アイデアを引き出すのです。

私たちはこれまで何度かこのようなワークショップをやってきましたが、社員から社会の問題を引き出すのは容易ではありません。意外とみんな社会の問題に無関心なのかなと思います。しかし、新聞やネット、また街の中でふと気づいた出来事に注意を向ければ、そこに世の中をよりよくするチャンスが見えるでしょう。このように、周囲の問題に気づく心を持つ社員はマインドフルな人だといえます。これからはマインドフルでなければ、社内も事業としてもうまくいきません。このチャンスに、社員と社会に目を向け、みんながどんなことに関心があり、それはどうやったら解決できるかを話し合う場を設けましょう。経営者が頼れるのは社員の嗅覚と能力なのです。

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