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「情熱なしにできることは、すべて無価値である」

マックス・ウェーバー(社会学者・経済学者)


出典:職業としての学問(著者:マックス・ウェーバー)

【プロフィール】
マックス・ウェーバー(Max Weber)

1864年4月21日 - 1920年6月14日。ドイツの社会学者・経済学者である。幼い頃から読書を好み、12歳の頃にはマキャベリの「君主論」を読み、スピノザやカントの哲学書も愛読したとされる。ハイデルベルク大学とベルリン大学等で法律学や経済史などを学び、卒業後にはベルリン大学の講師となった。その後、30歳という若さでフライブルク大学の経済学教授として招聘された。1896年にはハイデルベルグ大学の教授となるも、実父との関係性に悩み、精神的な痛手から病気となり、33歳で辞職。1900年代初めにようやく病気から回復し、社会学、経済学のほか、宗教や語学など幅広く学問を再開した。1914年に第一次世界大戦が勃発すると軍役に従事。1917年頃に退役すると、再び学問・研究に没頭し、54歳で再びウィーン大学やミュンヘン大学に招聘され「職業としての学問」の講演を積極的に行った。1919年に同名の著書を出版した。

【解説】
 マックス・ウェーバーの生涯は、学問・研究にささげた一生と言うことができます。社会学者ですが、政治学や経済学、歴史学など社会科学全般にわたる分野での数々の業績を残しています。

 1919年に出版された「職業としての学問」は、当時の大学生に向けて行った講演の内容をまとめた著作です。第一次世界大戦の敗戦が濃厚となりつつある状況の中、当時の大学生の間では、「学問が人生や世界の意味を明らかにしてくれる」という論調があったとされています。第一次世界大戦の激動のさなか、ドイツの学生たちは学問に救いをもとめ、そして教師に指導者としての役割を求めたとされています。

 そうした学生たちが学問に対し抱いた期待に対してマックス・ウェーバーは、まず、「学業と政策を明確に区別すること」と説きました。そして、「学問とはあるものごとの解釈に全身全霊をかけて打ち込む」ような「仕事」であるということを強調したとされています。いわば、学生たちに向けて学問を究めることは厳しいこと、現実から逃避したいというような安易な気持ちで取り組むのでは、何物をも得られないことを語ったのです。

 いわば、「学問を仕事としている私は、社会に何をもたらそうと努力しているのか」というマックス・ウェーバーの自問の答えが、「情熱なしにできることは、すべて無価値である」という一節に込められているのかもしれません。現代社会で働く多くの人たちにとっても、仕事の取り組み方、取り組む姿勢を見直すときに示唆に富んだ言葉といえるでしょう。

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